本日は「ビットコインの半減期」について解説いたします。
よろしくお願いします。
目次
ビットコインの半減期とは?
ビットコインはマイニング(採掘)によってしか発行がされないという特徴があります。
このマイニング(採掘)によって発行されるビットコインの数量が、一定期間ごとに半減さ
れるタイミングのことを「半減期」といいます。
*マイニング(採掘)は、取引などのデータをブロックチェーンに保存する作業を行い
対価として仮想通貨を得る行為
半減期はなぜ起きるのか
ビットコインの半減期が設定されている一番の理由は、需要と供給のバランスを保ち、
ビットコインの価値を高めることです。ずっと同じペースで発行し続けていると、供給
量の調整ができず、ビットコインが余って価値が下がる可能性が高くなります。しかし
一定期間毎にビットコインの発行ペースが遅くなることで、ビットコインが余る可能性
が下がります。
そして、需要が高まればビットコインには希少性が生まれ、価値を高め
ることが出来るのです。
ビットコインの半減期はいつ起こるのか
ビットコインの半減期は約4年のサイクルで訪れます。1回目の半減期は2012年、
2回目の半減期は2016年、3回目の半減期は2020年、次回の半減期は2024年に起こる
と予想されています。
ビットコインの半減は正確な日時の特定は難しいため、関係者の間では
2024年2月から2024年6月の間と予想されています。
ビットコインの半減期が影響を与えるもの
ビットコイン価格への影響
半減期を重ねるごとに、ビットコイン(BTC)の価格に与える影響は少なくなると考えられ
ています。
次回の半減期が行われる2024年以降の新規発行枚数を見てみると
- 2024年 6.25BTC→3.125BTC
- 2028年 3.125BTC→1.5625BTC
- 2032年 1.5625BTC→0.78125BTC
- 2036年 0.78125BTC→0.390625BTC
と、徐々に数量は減少しています。
マイナーへの報酬が50BTCから25BTCへ減少する場合と、0.78125BTCから0.390625BTCへ
減少する場合を比べると、後者のほうが影響は小さいです。
徐々に半減期の影響は少なくなり、ビットコイン(BTC)の価格は安定すると予想されて
います。
投資家への影響
一般的に、半減期になると、供給の減少と需要の急増により暗号通貨の価格が上昇
するので投資家にとっては朗報です。
基本的に暗号通貨のブロックチェーンの取引活動は、半減期になることを見越して
増加します。
ただし、値上げのペースはすぐに来るものではなく条件によって異なります。
マイナーへの影響
ビットコインの半減期によりマイナーの報酬が少なくなるので、個人で行っている
マイナーや小さなマイナー組織が生き残ることが難しくなる可能性があります。
半減期の後はビットコインの価格が上がるのか?
これまでのチャートを確認すると、半減期の翌年にビットコイン(BTC)の価格は上昇しています。
次回の半減期の後も、価格が上る可能性は高いです。
ビットコインなど仮想通貨の半減期は投資チャンスでもあります。しかし、直近の経済状況や
暗号資産(仮想通貨)市場の状況で、通貨の価格は大きく変動します。
日々の経済ニュースや最新の暗号資産(仮想通貨)情報を確認し、購入する場合はご自身の判断で
お願いします。